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リフォームのポイント

宜野湾市で後悔しないリフォームを!

DATE: 2025.07.01

宜野湾市で後悔しないリフォームを!費用相場・補助金・業者選びのポイントを解説

沖縄は台風銀座と呼ばれるほど台風に見舞われる地域であり、また海風による塩害や高温多湿も顕著です。
こうした過酷な気候条件下では、住宅の外装や屋根は紫外線・風雨・塩分に常にさらされ、
劣化が進みやすいのが特徴です。

実際、沖縄県那覇市では年間降水量が約2000mmと日本でもトップクラスの部類に入り(※1)、
5~9月は梅雨などで特に雨量が増えます。さらに沖縄には年平均7~8回もの台風が近づき(※2)、
激しい風雨をもたらします。

このような環境では、外壁や屋上からの雨漏りやコンクリートの劣化が懸念されます。
例えばコンクリート住宅では、海風の塩分が内部の鉄筋に回り錆びを発生させ、
ひび割れを引き起こすケースがあります。

このため、外壁塗装や屋上防水など、適切なメンテナンスを行うことが住宅を長持ちさせるうえで欠かせません。
また、沖縄は長寿県としても知られており、生活スタイルの変化に合わせた内装リフォームも同じように
重要となるでしょう。

このガイドでは、宜野湾市の気候に応じた内外装リフォームの重要性やリフォームの
種類・費用・流れ、利用できる補助制度、業者選びのポイントなどを初心者向けに解説します。

宜野湾市の気候特性と外装メンテナンスの重要性

宜野湾市は、強い日差し・頻繁な雨風・塩害という建物にとって厳しい3つの要素が同時に作用するため、
屋根・屋上・外壁・雨樋といった外装部材は他地域より早いペースで劣化が進みます。

具体的には、紫外線による塗膜のチョーキング(顔料粉化)、台風時の横殴りの雨による外壁目地からの雨水浸入、
塩害による鉄筋の発錆・コンクリート爆裂などが代表的なトラブルです。
こうした劣化は放置すると建物内部に水が回り、カビ発生や躯体腐食など大規模修繕を招くリスクに直結します。

そのため、宜野湾市では外装材の種類に応じた「点検→補修→防水→保護」という総合的な
メンテナンスサイクルを、計画的に実行することが必要不可欠です。
屋上防水の再施工やシーリングの打ち替え、雨樋の点検といった予防的処置を定期的に行えば、
突発的な雨漏りや改修コストの急増を防げます。

外壁塗装の必要性

外壁塗装は、外装メンテナンスの中核を成す工事です。塗装の第一目的は
「建物の表面を保護し、雨水と紫外線を遮断すること」ですが、宜野湾市の場合はここに
「塩害対策」という要素も加わります。

外壁材がモルタルやコンクリートの場合、微細なひび割れから塩分を含んだ雨水が浸入し、
内部の鉄筋が錆びて膨張するとコンクリートが剥落する爆裂現象が起こります。
塗膜に高い耐塩性と防水性を持たせることで、こうした深刻な劣化を未然に防げます。

加えて外壁塗装には、遮熱・断熱など居住環境を改善する副次的メリットもあります。
フッ素系や無機系塗料、あるいは断熱セラミック系塗料を採用すれば、塗膜寿命が10~20年と長くなるうえ
室内温度の上昇を抑え冷房費を削減できる可能性があります。

塗装時期の目安は従来のシリコン塗料で10~15年、フッ素・無機で15~20年ですが(※3)、
宜野湾市の過酷な気候を考慮するとカタログ値より短めのスパンで点検を行い
チョーキングやヘアクラックが見られた段階で塗り替えを検討するのが安全です。

実際の工事では、高圧洗浄→ひび割れ補修→下塗り→中塗り→上塗りという基本工程を踏みます。
特に下塗り材は上塗り塗料と下地の密着を高めるカギとなるため、省かないことが長寿命化のポイントです。

また、屋根との取り合い(異なる部位が接合している箇所)やサッシ周囲のシーリングも
同時に打ち替えておくと、塗膜の防水性能を最大限に活かせます。塗料選びと下地処理が適切であれば、
台風や塩害から外壁を長期間守り、資産価値を維持する大きな効果が期待できます。

屋上防水の必要性

屋上や屋根は住宅を守る“砦”です。強い雨や風にさらされるこれらの部分に適切な防水層がないと
水が浸入して内装や躯体に大きなダメージを与える恐れがあります。

屋上防水工事にはウレタン防水やシート防水などさまざまな工法がありますが
いずれも施工することで雨漏りを防ぎ、住宅の劣化を遅らせる効果があります。
実際、屋上や屋根は雨や紫外線、風による影響を受け続けていますが、防水工事をすることで
これらの影響を防ぎ、住宅を長持ちさせることができます。

特に宜野湾では台風による強風で瓦が飛ぶこともあるため、平らな屋根でも防水層の補強が必須です。
防水工事をしていないと、ひび割れから雨水が侵入して内部の腐食やカビ繁殖につながり、
かえって大がかりな補修が必要になることがあります。したがって、定期的に屋上防水を
点検・改修することで、安心して暮らせる住まいを維持しましょう。

内装リフォームの種類・費用

内装リフォームは、キッチンや浴室、トイレなどの水回り設備、床・壁・天井の張替え、間取り変更、
収納設置、バリアフリー化など多岐にわたります。沖縄でも多くの場合、生活空間の機能改善や
老朽化対策としてこれらの内装リフォームが検討されます。

たとえば水回りリフォームの相場は、おおよそキッチンで50~150万円、浴室で50~200万円、
トイレで15~80万円程度とされています(※4)。これは設備のグレードや範囲によって上下しますが
いずれも工事範囲が広いほど費用がかかります。

また、6畳程度の部屋で床の張替えが5~20万円、壁の張替えが3~10万円程度と見積もられています(※5)。
このような目安を参考に予算感を持ちつつ、自分たちの要望や優先度に合わせてプランを立てると良いでしょう。
なお沖縄全体のリフォームでは「部分的な工事で50~200万円、家全体のリノベーションで
600~1,500万円程度」が一般的とされます(※6)。

内装リフォームの流れ

まずは自身の住まいへの不満・要望を整理し、実現したいイメージや優先順位を明確にします。
次に、複数のリフォーム業者に相談し、現地調査や見積もりを依頼します。相見積もりを取って比較すると、
価格だけでなく提案内容やプランの違いがわかり、より適切な業者を選びやすくなります。
業者には過去の施工事例や実績を確認し、自分の希望する工事経験が豊富かどうかもチェックしておきましょう。

見積もりが出揃ったら、プラン内容や費用内訳を十分に比較検討し、納得できる業者と契約を結びます。
ここで注意すべきは、事前に工事内容とスケジュールをしっかり固め、契約書に明記しておくことです。

実際の工事が始まると、まずは解体や下地処理を行い、その後キッチンや浴室機器の設置、床・壁の仕上げ、
塗装や設備工事などが進められます。工期は工事内容によって異なり、目安としてキッチンの交換だけなら
数日~1週間、浴室のユニットバス入替えで数日~1週間、家全体のフルリフォームだと
数ヶ月かかることもあります(例:キッチンは「交換のみ」で2日~1週間程度)。

工事完了後は必ず立会い検査を行い、仕上がりに問題がないかを確認してから引き渡しとなります。
ポイントは、情報収集から業者選定、契約、工事、引き渡しまでの各ステップで納得できる
リフォームになるように注意することです。特に信頼できる業者を選ぶことが成功の鍵となります。

利用可能なリフォーム支援補助金制度

リフォームにはまとまった費用がかかりますが、自治体や国の支援制度を活用すれば負担を軽減できます。
宜野湾市では、住民自らが居住する住宅のバリアフリー改修や断熱工事などのリフォームで、
市内施工業者を利用した場合に工事費の一部を補助する「宜野湾市住宅リフォーム支援事業」があります(※7)。
この制度では対象工事や補助率・上限額が決まっており、市の案内で詳細が公表されています。

さらに沖縄県では、住宅リフォーム補助を実施する市町村を支援する
「沖縄県住宅ストック活用市町村支援事業」を行っており(※8)、対象市町村に宜野湾市も含まれています。こちらは各市町村の補助金を県が支援する事業で、
バリアフリー改修や省エネ改修などが対象とされているため、宜野湾市の補助事業と併用できる場合があります。

加えて国土交通省の補助事業も参考になります。例えば「長期優良住宅化リフォーム推進事業」では、
既存住宅の長寿命化・省エネ化を図る性能向上リフォームや子育て世帯向け改修に対し補助を行っています(※9)。
このほか、エコ住宅や耐震・省エネ改修のための国の補助金制度
(例:子育て支援住宅支援、先進的窓リノベ事業、給湯省エネ事業など)も活用できる可能性があります。

これら支援制度は公募時期や予算上限が定められていますので、市や県のホームページで最新情報を確認し、
申請条件を満たすリフォームを計画するとよいでしょう。

業者選びで失敗しないポイント

リフォーム成功の要は「信頼できる業者を選ぶ」ことです。業者の選び方を誤ると、理想通りの仕上がりに
ならなかったり、費用がかさむなどのリスクがあります。まずは複数の業者から相見積りを取り、
提案内容や金額、工期を比較検討しましょう。

相見積りにより業界の相場感がつかめ、どの業者が総合的に適正か把握しやすくなります。
ただし、多数に見積を依頼しすぎると時間がかかるので、3〜5社程度を目安にするとよいでしょう。

業者を絞る際には、まず施工実績と評判を確認することが重要です。
これまでの施工事例や顧客レビューから
同様のリフォーム経験が豊富で品質の高い施工をしているかをチェックしてください。
地域密着型であれば、近隣での評判や地元の口コミも参考になります。

次に、業者が適切な資格・許可を持っているか確認しましょう。たとえば建築士や建設業許可など
、法的に必要な許認可があるかは必ず確認しておくべきです。これらがない業者と契約すると
万が一のトラブル時に補償やアフターケアが受けられない恐れがあります。

見積書の内容も重要です。不明瞭な項目や後から追加費用が発生しやすい業者は避け、
すべての工事項目について明細の説明があるかをチェックしましょう。価格だけでなく
どの材料を使うか、保証期間やアフターサービスがどの程度かなども確認しておくと安心です。

有名な大手企業だから安心とは限りません。実際、大手リフォーム会社は施工を下請け業者に
丸投げする場合が多く、中間マージンで費用が割高になる傾向もあります。
また、価格が高いからといって必ずしも仕上がりが良いわけではありません。

以上の点を踏まえ、担当者とのコミュニケーションが良好で、
こちらの要望を丁寧に聞いてくれる業者を選びましょう。

宜野湾市リフォームでよくある質問(FAQ)

続いては、リフォームの際によく寄せられる質問と回答を紹介していきます。

台風シーズンでも工事は進められる?

結論からお伝えすると、台風シーズンでも外壁塗装や屋上防水などのリフォームは進められます。
ただし安全面と品質を確保するためには、工程管理と気象リスクへの備えが不可欠です。
一般的に足場を組む際や塗装中に強風域へ入る恐れがある場合は作業を中断し、台風通過後に再開します。

施工会社は天気予報を毎日チェックし、警報発令が予想される前に足場ネットやシートを一時的にたたむ、
資材を屋内に移動するといった対策を講じます。

その結果、着工から完了までの総工期は平常時より数日程度伸びることがありますが、安全優先で
調整すれば品質に影響はありません。契約前の段階で「台風接近時の対応方針と追加費用の有無」を
明文化しておくと、後のトラブルを回避できます。

補助金の申請手順とスケジュールは?

宜野湾市では住宅リフォーム支援事業など複数の補助制度があり、申請手順は大きく「事前申請」「事後報告」の
二段階です。まず工事契約前に市役所窓口へ行き、所定の申請書、工事見積書、平面図などを
提出して交付決定を受けます。交付決定通知が届く前に着工すると対象外になるため、日程に余裕を持たせましょう。その後、工事完了後に領収書や完了写真を添えて実績報告を行うと補助金が振り込まれる流れです。

例年の募集は決まった日時に一次受付を開始し、予算枠が埋まり次第終了となるケースが多く、
早めに受付が締め切られることも珍しくありません。制度により補助率や上限額が異なるため、
着工予定の半年以上前から情報収集し、申請書類を早めに整えることをおすすめします。
施工会社に相談すると書類作成を代行してくれる場合もあるので活用しましょう。

近隣への挨拶や騒音対策はどうする?

リフォーム工事では足場組立や高圧洗浄、電動工具の使用で騒音や粉じんが発生します。
トラブルを防ぐため、着工の1週間前を目安に両隣と向かい3軒、裏手の住宅へ施主または
施工会社が挨拶に伺い、工事期間と作業時間帯を伝えます。挨拶状には工事内容、
予定期間、緊急連絡先を記載し、粗品として
タオルや消耗品を添えると好印象です。

実際の騒音対策としては、資材を搬出入する時間帯を午前9時〜午後5時に限定し、
休日や早朝の作業を避けることで生活リズムへの影響を最小限に抑えられます。
また高圧洗浄時の飛散防止シートや塗料のミスト対策として足場ネットを二重に張る方法も有効です。
近隣から苦情が入った場合は速やかに現場責任者が対応し、作業内容の調整や清掃を行うことで
関係悪化を防ぎます。

宜野湾市でのリフォームは、お任せください



これまで書いてきたことを踏まえると、内外装のリフォームを考えるなら、
地域に根ざして実績豊富な業者を選ぶことが安心です。当社(リフォームサイエンス株式会社)
宜野湾市で創業35年以上、外壁塗装・防水・内装工事の専門店として延べ5,000件以上の施工実績があります。

長年培ってきた知見・ノウハウで、建物を取り巻く環境が厳しい宜野湾市でも質の高い工事を実現し
お客様のお住まいを守り続けてきました。リフォームをご検討の際は、
ぜひお気軽にご相談ください。お問い合わせをお待ちしております。

<参考記事>
※1、※2…沖縄の気候(きこう)
※3…20年持つ塗料は存在する?塗料ごとに耐用年数を紹介します!
※4、※5、※6…沖縄のリフォーム予算はいくら必要?相場と予算を抑えるためのポイント、沖縄ならではの注意点を解説!
※7…令和七年度 宜野湾市住宅リフォーム支援事業について
※8…沖縄県住宅ストック活用市町村支援事業
※9…令和7年度長期優良住宅化リフォーム推進事業